実家を片付ける際には、あまりに散らかった家の場合、何から手をつけたらいいかわからなくなってしまいます。
そこで今回は、実家をどこから片付けてどう進めていけばいいのか、その手順をまとめていきますので、実家を片付ける参考にしてみてください。
実家を片付ける手順
まずはどんな順番で実家を片付け始めればいいのかについて見ていきましょう。
そのポイントは、何を処分するかにあります。物を処分しなければ、片付けは始まりません。
①完全に捨てられるものから捨てる
実家の片付けをする際にまずするべきことは、物を捨てる、物を処分することです。
ゴミ屋敷になりかけの家というのは、家のキャパをものが超えてしまっている状態で、これを解決するためには物をなくさなければなりません。
しかしそう言われても、何を捨てていいかあまりに物が多いと混乱してしまうことでしょう。
そのため、まずは絶対に不要な、明らかにゴミと言える完全に捨てられるものから捨ててください。
②必要なもの・不要なもので分別する
次にするべきことは、すでに処分した明らかなゴミ以外で何が不要で何が必要かを分別することです。
残すものは必要なものだけです。不要なものは、処分してしまいましょう。
と言われると、いやこれは必要だから、と思ってしまうかもしれません。しかし、日常生活に本当に必要なものというのは、案外少なかったりするものです。
例えばこの1年間、あるいは長くても3年間全く使わなかったものというものは、これから使う可能性は極めて低いといえます。
そうであれば、不用品として処分するか、ゴミとして処分するのが正解です。
③拭き掃除・掃き掃除は最後
片付けというと床や家具をピカピカにするというイメージがあるかもしれません。
もちろんそれは間違っていませんが、あまりにそこにこだわると順番を間違えて効率良い片付けができなくなります。
大きなゴミや不用品が残っている中で、床を掃いたり家具を拭いたりしても、片付け自体は進みません。
さらに、なかなか掃除が進まないと感じてしまい、片付けのモチベーションが下がってしまいます。
拭き掃除や掃き掃除は、不要な物を全て部屋からなくした後にするということを心がけてください。
実家を片付けるコツ
では次に、実家を効率良く片付けるコツを見ていきましょう。
一部屋ずつ進める
大掛かりな掃除をするときに、くじけてしまう理由の大部分が、掃除を進めてもまだあとこんなに残っているのか、という挫折感です。
これは、片付けの目標をはっきりさせていないと起きてしまいます。
目についたところから漠然と片付けに取り掛かってしまうと、この罠に陥りやすいと言えるでしょう。
では、どうしたらこのような失敗が避けられるのでしょうか。それは、明確な目標を決め、一つずつ目標を達成していくこと。
具体的に言えば、「今日はこの部屋を、ここからここまで片付ける」という目標を立ててから、片付けを開始するのです。
これをやらずに、あの部屋この部屋と思いつきで片付けてしまうと、進み具合も把握できずにただただ疲れてしまうという状況になってしまいます。
片付けをする時はまず一部屋ずつ順番に、というのが大掛かりな片付けや掃除をする際の鉄則なのです。
一か所に時間をかけない
もう一つのコツは、一ヶ所の掃除に時間をかけ過ぎないということです。
一部屋だけをきれいにしようというのであればある程度場所を限定して集中することもあるでしょうが、ゴミ屋敷化しそうな散らかり尽くした実家を丸ごと掃除する時には、ある程度の割り切りが必要。
あまりに一つの場所にこだわり、妥協なく片付けようとしてしまうと、とても家全体を片付けられなくなってしまいます。
少なくとも自分が不快と思わないレベルで片付いていればいい、という妥協点を見つけて、その目標をクリアできれば次の場所に、という割り切りを持って片付けを進めていきましょう。
「思い出の品」の分別ラインを決めておく
実家となると自分にとって、あるいは家族にとっての思い出のつまった品々があちこちに溢れていることでしょう。
そもそも片付けができない人は、その思い出にとらわれて物を捨てることができないから片付けられないのです。
思い出の詰まった物を大切にとっておくことも良いのですが、片付けに集中するのなら全ての思い出を残してしまっては何も片付きません。
片付けを進めるためにはこのような思い出の品をきっちりと「分別ライン」づけして、処分するものと残す物を、明確に区切りましょう。
古い思い出の品を片付けなければ、新しい思い出を作ることができないと考えて、分別ラインを下回る品は処分すると良いです。
効率的に実家を片付ける方法
効率を考えるのであれば、家族の協力を得ることも大切です。しかし、基本的に長期間片付けをしてこなかった家族の場合、かえって邪魔になる可能性もあります。
かといって勝手に物を捨ててしまうわけにもいかないでしょう。まずはその線引きを事前に家族と相談して決めておけば、ある程度効率よく片付けができるようになるはずです。
まとめ
片付けには物の処分は避けて通れない道です。
明らかなゴミは粗大ゴミなどで出してしまえば良いですし、線引きが難しい時は不用品回収業者に引き取ってもらうという方法もあります。
「不用品でリサイクルする」と言えば、家族の協力も得やすいでしょう。
もし実家の片付けに悩んでいるのであれば、専門の業者をまず探すところから始めてみても良いのではないでしょうか。
まず、何から処分するかを決めていきましょう。