引っ越しや大掃除などを行う際に利用すると便利なのが不用品回収業者ですよね。
普段利用することが少ない不用品回収業者だからこそ、自分の払った料金が正規の値段なのか、一般的な料金からかけ離れてないか不安になることもあります。
残念ながら不用品回収業者には悪質な業者も存在します。
ここでは不用品回収の際にぼったくりに合ってしまった場合の対処法を紹介していきます。
少しでも利用した会社が怪しいと感じたらこの記事を最後まで読んで悪質な業者ではなかったか、確認してみましょう。
不用品回収のぼったくり例
では、不用品回収においてのぼったくりとはどのような事例があるのでしょうか。
事例1:見積もりのみにもかかわらずキャンセル料が発生した
気軽に相談をしてもらうため、処分の見積もりを無料で承っている業者もいくつかありますが、悪質な業者は見積もり後に契約しなかった際キャンセル料を支払わせることがあります。
正式な契約を結んでいなければキャンセル料を支払う必要はありません。
事例2:即日対応で追加料金が発生した
大きな不用品などは特に早めに処分したいものですよね。そのため、即日対応の業者を利用したいと考える方も多いと思います。
しかし中にはサイトに記載がないにもかかわらず即日対応をお願いした後に追加の料金を請求してくる業者もいます。
事例3:予告のない追加料金がかかっていた
こちらは事例2とも似ていますが、見積もりの際に基本料金のみしか伝えずに作業が終わった後に、きちんと説明しないまま追加オプションなどを追加し、料金を大幅に上げて請求されることもあります。
ことらも対処法としては同じで見積もりの際にそれ以上かからないことをよく確認するか、サイトを調べて追加料金なしの業者にお願いするのが良いでしょう。
不用品回収の相場とぼったくりのライン
依頼した業者がぼったくりかどうか判断するためにはどうしたら良いのでしょうか。判断する方法を2つ紹介します。
まず1つ目が請求された料金を相場と照らし合わせて同じくらいかどうか確かめることです。
基本的に不用品回収の相場は下記のとおりです。
内容 | 相場料金 |
---|---|
軽トラック | 10,000円~18,000円 |
2トントラック | 30,000円~40,000円 |
それより少ない量の時や一点のみの場合は10000円以下になることも多いです。「そんなに多くないはずなのに数十万円かかった」という方はもしかしたらぼったくりにあっているかもしれません。
2つ目が会社のホームページを確認したとき、問い合わせ可能な電話番号、メールアドレス、会社概要、実績、資格が記載されているかを確認することです。
不用品回収業は次のいずれかの資格を必ず保持しています。
- 古物商許可証
- 産業廃棄物収集運搬業
- 一般廃棄物収集運搬業
これらの資格の保有を確認できない場合、その会社は正規の会社ではない可能性が高いです。
ホームページをよく確認するようにしましょう。
ぼったくられてしまった場合の対処法
注意をしていてもぼったくりにあってしまうこともあるかもしれません。
では実際にぼったくられてしまったらどうしたらよいのでしょうか。
独立行政法人国民生活センターへ相談
「ぼったくられてしまった!」と思ったら、独立行政法人国民生活センターに連絡・相談をしてみましょう。
消費生活センターでは、商品やサービスなどの消費生活全般に関する苦情、問合せのような消費者からの相談を専門の相談員が受け付けた上で公正な立場で対処してくれます。
国民生活センターが設置している消費者ホットラインは、「誰もがアクセスしやすい相談窓口」として開設されたものです。そんな消費者ホットラインに連絡して相談をしてみるとよいでしょう。
弁護士へ相談
民事管轄内であるため、刑事告訴や返金請求などを行いたい場合は弁護士に相談すると良いでしょう。
いきなり弁護士に相談をするのは不安が大きいという方は、法テラスに行き相談してみると良いかもしれません。
法テラスを利用するためには条件がありますが、それをクリアすれば電話では同じ内容について3回まで、1回30分ほど相談を受けることができます。
法テラスでなくても、役所には無料で行える法律相談もあるため、そちらを利用しても良いでしょう。
法テラスよりも気軽に相談することができます。
ぼったくりは不用品回収だけではない
もちろん、悪質な会社のぼったくりは不用品回収に限った話ではありません。当然のことながら、そのような会社に当たらないことが最も大事です。
しかしかといって初めて使う業者がぼったくりをするのかどうかという問題は、すぐに判断しかねるもので、ぼったくり業者を確実に避けるというのは難しいものかもしれません。
そのため、もしもひっかかってしまったらここで紹介した対処法を実践してみてください
まとめ
不用品回収でのぼったくりの特徴や対処法はご理解いただけましたか?
ぼったくりに合う前に極力そのリスクを減らすため、口コミなども良く調べて注意しましょう。
見積もりや問い合わせの際に即日対応の料金についてよく確認するとこのようなぼったくりが起こりにくくなるでしょう。