一人暮らしをしていると、大掃除は1年の中でも一番大変な行事ではないでしょうか。
しかし普段からよほどあちこちを気をつけて掃除していなければ、大掃除は避けて通れません。
そこで今回は、一人暮らしの人が手早く大掃除を済ませるためのテクニックを紹介していきます。
一人暮らしのための大掃除コツ
まず一人暮らしの人が大掃除をするときに、素早く終わらせるためにはどんなコツがあるのでしょうか。
不用品を片づけて空間を広げる
片付けが進まない理由の一つに、スペースがないために物を移動できないというものがあります。
これを解決するために、大掃除をする際にはまず不用品を片付けてスペースを確保すると良いでしょう。
もちろん事前に不用品だけを集中的に処分し、片付けができる十分な空間を確保してから大掃除を始めても良いですし、大掃除をスタートしてからまずはベランダなどに不用品を集めてしまっても良いでしょう。
水回りの掃除をまとめて行う
大掃除の中でも手間がかかってつい避けがちになってしまうのが、バスルームやトイレ、キッチンなどのいわゆる水回りの掃除です。
単に掃いたり掃除機をかければいいそのほかの場所と比べて、水回りは特殊な掃除の仕方が必要となります。
バスルームはカビや水垢などの特殊な汚れを落とさなければなりませんし、トイレ掃除が大変なのはもちろん、キッチンもステンレスの錆や汚れ、水垢などが難敵です。
水回りの掃除には、専用のアイテムを使うのが基本。
クエン酸を水に溶かしたクエン酸水はアルカリ性汚れに有効で、重曹を溶かした重曹水は酸性汚れに有効です。
ステンレスのサビには、クリームクレンザーやなどの研磨剤入りのアイテムを有効活用しましょう。
時短のつけおき掃除がおすすめ
時短のつけおき掃除とは、薄めた洗剤に事前に小物をつけておき、一気に洗ってしまうという時短の掃除ノウハウです。
つけ洗いを使わないと、汚れているものにいちいち洗剤をつけ、洗剤が浸透するのを待ち、ゴシゴシ洗い、濯ぎ、という工程を一つずつ進めなければいけません。
しかしこのつけ置き掃除テクニックを活用すれば、一気にさまざまな物をきれいにできてしまうのです。
具体的なやり方は、バスタブを使うのが一番楽チン。
さらにこのツケ置き掃除のポイントは、何につけるかというところにあります。
つけおき洗いでは、オキシクリーンという粉状の漂白洗剤が人気です。このオキシクリーンを溶かしたお湯の中に、洗いたい物をつけおきするというのがよく紹介されています。
しかし、オキシクリーンはかなり強い洗剤のため、使い方が難しかったりするのでいきなりおすすめはできません。
はじめてつけおき掃除にチャレンジするなら、まずは重曹を溶かしたお湯を使うなど、マイルドな洗剤を使う方が間違いないでしょう。
つけ洗いでおすすめしたいのは、普段から掃除するのが大変でなかなか手をつけられない「換気扇」です。
この換気扇のファンを外し、バスタブにしばらくつけておけばべったりついてしまった油も、つけおきできれいに落とせます。
つけおき洗いをしたいときは、バスタブの1/3程度のお湯に重曹などの洗剤を入れ、洗いたい物をしばらく漬けてください。
このつけ置きをしているときに、バスルームをしっかり掃除してしまえば、一気に大掃除の壁を乗り越えるのが楽になるはずです。
普段掃除できない箇所を重点的に
大掃除だからといってどこを掃除するかわからないということもあるかもしれません。
大掃除は基本的に一年に一度、年末にすることが多いはずですから、この時にとくに重点的に済ませたいのは、普段できないような場所や物となります。
前述の換気扇や網戸などはそれほど頻繁に掃除しませんから、大掃除の際は思い切ってきれいにしてしまいましょう。
普段から掃除している場所は大掃除の際にはある程度さっと済ませ、普段やらないちょっと面倒だなと思うような場所を、優先して片付けてみてください。
ひとり暮らしの大掃除なら業者のプチ活用がおすすめ
しかし一人暮らしですべてを大掃除しようと考えると、重い腰がさらに重くなってなかなか踏ん切りがつかないかもしれません。
そんな時に利用いたいのが、掃除専門の業者です。掃除代行をしてくれる業者は全国にありますから、この業者に手伝ってもらうと良いでしょう。
ただし、大掃除すべてを任せてしまうと、結構なお値段になってしまいます。
そこで、面倒だと思う、やりたくない場所をピンポイントで業者に掃除してもらうのはいかがでしょうか。
業者に任せれば当然その部分はすっかりきれいになりますし、それをきっかけにそのほかの部分を自分で掃除しようという気持ちになるはずです。
掃除専門業者の料金は、業者のホームページで見積もれますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
掃除のしやすい部屋作りに
掃除というものは、普段から掃除のしやすさを意識していれば、思ったよりもすっきりできてしまうものです。
- 物をためない
- 不要なものは処分する
- マットやクッションなどを使わず埃のたたない部屋にする
- テーブルの上などの物置となる場所を極力つくらない
など、掃除をしやすいライフスタイルを考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
一人暮らしの大掃除というのは、考えただけでも面倒になってしまうものかもしれません。
しかし、少し発想を変えればある程度簡単に、そしてスッキリ片付けができてしまったりもします。
みなさんもぜひ、一人暮らしだからといって手抜きしないで、工夫しながらがっつり大掃除を済ませてみてはどうでしょうか。
そのため、これらの水回りの掃除をまずまとめて済ましてしまいましょう。