大掃除に最適なクエン酸の効果とクエン酸水スプレーの作り方

クエン酸はキッチンや浴室、洗面所などの掃除に使えます。

また、汚れを落とすだけでなく、柑橘系の爽やかな香りで消臭・除菌などの効果もあります。

今回は、知っておくと便利なクエン酸の効果と、自宅で簡単にできるクエン酸水スプレーの作り方をご紹介します。

大掃除に最適なクエン酸の効果とは?

クエン酸は、キッチンの水垢汚れ、お風呂場の石鹸カスやトイレの黄ばみなど、さまざまな場所の掃除に役立ちます。

酸性なので真逆の性質にあたるアルカリ性の汚れに強く、この性質を知っておくと便利です。クエン酸がどんな汚れに役立つのかを知ると、掃除の効果が格段にアップするからです。

よく分からないといって何でもかんでもクエン酸を使うと、せっかく掃除したのにあまり効果がなかった…という結果になります。

これでは今後掃除するのが嫌になるので、しっかりクエン酸の特性を生かして効率よく掃除していきましょう。

クエン酸とは

クエン酸とは、ミカンやレモンの柑橘類、または梅干しなどに含まれる有機化合物です。

レモン1個あたり4グラム、梅干し1個あたり1グラムのクエン酸が含まれています。
柑橘系の果物や梅干しがすっぱいのは、このクエン酸によるものです。

こんな汚れ・場所に効果的!

クエン酸は酸性なので、アルカリ性の汚れに効果を発揮します。

酸性とアルカリ性は真逆の性質なので、お互いを中和させて分解し、汚れを落とすのです。

キッチンなら

  • 食器
  • コンロの油汚れ
  • 水垢
  • 蛇口のカルキ汚れ
  • ポットの中の汚れ

などに使えます。

他にも、浴室なら鏡のくもり汚れ、石鹸カスや水垢汚れ、トイレなら尿石やアンモニアによる黄ばみの汚れなどに使うと効果的です。

洗面所なら蛇口周り汚れ、洗濯槽に溜まった汚れなどにも使えます。

さまざまな場所で使えるクエン酸ですが、注意する点もあります。

有毒ガス

まず、市販のカビ取り剤などと一緒に使わないようにしましょう。カビ取り剤とクエン酸が混ざると塩素系の有毒ガスが発生して危険です。

錆びやすい

大理石や鉄などの金属にはクエン酸を使わないようにしましょう。

大理石にクエン酸を使うと表面が溶けてツヤがなくなる場合があります。鉄に使うと非常に錆びやすくなるので注意してください。

クエン酸水スプレーの作り方

一度作っておくと便利なクエン酸水スプレーの作り方をご紹介します。

市販の掃除スプレーよりコストが抑えられるのでおすすめです。

準備するもの

準備するものは以下の3つです。

  • 粉末のクエン酸(小さじ1杯)
  • スプレーボトル
  • 水(200ml)

クエン酸とスプレーボトルは百円ショップで購入できます。スプレーボトルは他の成分が混ざらないようにできるだけ新品のものを使うようにしましょう。

作り方

作り方は2ステップでとても簡単です。

  1. スプレーボトルに小さじ1杯のクエン酸を入れる
  2. 水を入れてボトルのフタを閉じ、クエン酸と水を振って混ぜる

これでクエン酸水スプレーの完成です。場所によって汚れのレベルが違うので、汚れに応じてクエン酸の量を変えていくのもおすすめです。

クエン酸水スプレーは作成日から1カ月間くらいが消費期限です。しかし、できるだけ一度に使いきれる量を作りましょう。使わずに長時間置くと、水が腐ってスプレー内に雑菌が湧く恐れがあります。

まとめ

今回は、大掃除で使えるクエン酸の効果と、クエン酸水スプレーの作り方をご紹介しました。

クエン酸水スプレーは簡単に作れてチャレンジしやすく、費用も少なくすむのが特徴です。

クエン酸は酸性なので、対照的なアルカリ性の汚れに強く、その特性を生かしさまざまな汚れに対応します。

カビ取り剤などと混ぜると危険なので注意しましょう。